あるき酒

ヤマです。


    お酒の飲み方、みなさんは心得てますか?


    忘年会や新年会でついハメをはずし、二日酔の強烈な頭痛を抱えながら「酒は飲んでも飲まれるな」「酒は身を滅ぼす」など、先人が残した教訓に身をつまされる思いをした人も多いはずです。

    私も同じです。私には、酒にまつわるひとつの悪癖があり、この文章を書きながらも少々後悔している行動があります。

    それが「あるき酒」。

    職場からの帰り道、コンビニや駅の売店で缶ビールを買い、道々飲みながら家路に向かう。緊張感から解放された心身に、アルコールは心地よく染み渡っていきます。

    これがどうにもやめられない。

    やめたい理由は、アルコールを入れたあとの生産性が極端に落ちるからです。

    読みたい本も色々あるし、片付けてしまいたい日常の雑務もある。なるはやでやらねばならないこともママある中で、酔っぱらった頭はそれらに立ち向かう義務感や使命感を根こそぎ消し去ってしまいます。楽しい気分で旅行の計画を妄想したり、昔の海外旅行の写真を眺めているうちにいつの間にか何時間も過ぎてしまっているなんてことはもはや日常の一部となってしまっています。

    なんと罪な飲み物を人類は発明したものか、と嘆いても後の祭り。翌日以降で頑張るしかないのです。

    ただ、良いこともあります。それは、「部屋の片付け」「食事の用意」が異常にはかどるとあうこと。

    クリアな頭だと、これからやるべき生産的なことは何だろうなどと自問自答して、無駄にPLAN DOを考え、目先の諸事に注意を注がなくなる傾向があるのです。

    でも、アルコールが入ると、そういった抽象的な思考が消えて、超直近のやるべきことにフォーカスすることができるんです。より、行動が本能的になると言ったところでしょうか。

    これは結構な発見でした。

    先ほども、あるき酒で帰宅したあと、前々から作ろうと思って作っていなかったポトフを作りました。普段なら、脱ぎっぱなしのコートも今はハンガーに掛けて吊ってあります。

    アルコールの「抽象的な思考がなりを潜める代わりに、本能に根ざした行動が出来るようになる」という特徴が心地よいのであるき酒をやめられないのです。

    歩くことは本能的でしょう。そこにアルコールを入れれば、より本能的な行動が顕著になります。本能はそれを満たすだけで心地よいものです。まさに、燃料!!

    

    …ここまで書いて、あるき酒はなかなか危ない癖なのだなぁと自覚するに至りました。つまみを頼む居酒屋よりも、コスパ的に優れているはずなのに、あまりあるき酒をしている人を見かけない…    それは、「歩く」+「酒」のコンビネーションにより、本能的な行動がより顕著になった輩は、通行人にいらんちょっかいを出すモチベーションを抑える思考力にも欠けるのだと、賢明にも判断しているからなのではないでしょうか。


    やばい。やめましょう、あるき酒。


本日のお酒

プレミアムモルツ 〈香るエール〉」

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ハイネケン

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