2018-01-01から1年間の記事一覧

「窓の灯」青山七恵 

「窓の灯」青山七恵 ただの隣人、されど隣人。 ミカド姉さんがきりもりする喫茶店で住み込みのアルバイトをはじめたまりもは、自室から見えるアパートの一室に住む青年が気になってしかたがない。ことあるごとに観察するばかりでなく、自分がその部屋に連れ…

奥秩父縦走

出発の朝、私は酒がはいっていた。 良識を麻痺させようとしていたのだ。再就職やら勉強やら将来設計を真面目に組み立てなければならない時期であるのに、今日から4日間を遊びに費やそうとしている。それを私の中の良識はクロと判定していた。夜中に準備をし…

こんな右腕が欲しい

寄生獣 岩明均 地球環境を憂慮した何者かが、寄生生物を地上に送り込む。宿主は人間だ。寄生部位は脳。人間の意識を完全に乗っ取ることが目的だ。だが、ひょんな幸運から脳への到達へ失敗し、主人公のように右腕を寄生され、寄生生物と人間が奇妙な共同生活…

何でもレコーディング始めました。

何か目的を達成するためにかかった時間をこと細かにレコーディングしていく。誰が何と言おうと時間は取り戻すことのできない世界で一番貴重な財産である。このレアな財の使い途について、あまりにも無頓着に過ぎる。そういう反省を込めて、三日坊主覚悟でち…

夜明け前の憂鬱

特別な用事がない限り、必ず寝るのは夜明け前になる。学生時代から感じていたが、この時間がことさら嫌いである。新しい活動を始めなければいけない時間に居合わせることで、私の中の眠っていたエンジンを再起動させる必要性、もっというと義務感を感じてし…

痛読した。

「黒い迷宮」リチャード・ロイド・バリー 早川書房 きのう1日をこの本に捧げた。 痛読とは、「読み始めたらページをめくる手が止まらなくなり、気がついたら朝だった」という読書好きが愛してやまない時間のスリップ現象のことではない。それは「このまま読…

丸の内彷徨

「天気の良い平日は、写真を撮ろう」 何度そう思って、やっぱり面倒臭くなって家で寝る、という愚行を繰り返したことだろう。今日は、先日の沢登りでアクティブになった心身がまだ生き残っているようで、普段は机の脇にぞんざいに置いてある一眼レフが、ひと…

新茅ノ沢【登山教室】

人生初の沢登り。やりたいことの先延ばしをしまくった結果、山登りを始めてから15年目の初体験となった。Non先延ばし!! 内容をざっくり。1日目は座学講習、人工壁クライミング、懇親会など。2日目は朝4時起床で5時出発からの15時着。講師は山岳会からやっ…

早戸大滝、丹沢山

2018.5.2 単独 本間橋7:13 雷平8:03 雷平8:15 雷滝8:37 平戸大滝10:55 平戸大滝11:10 丹沢山13:36 丹沢山14:17 本間ノ頭15:20 本間ノ頭15:30 本間橋16:40 最近、ハイキングをしても面白くないと感じていた。山と高原地図上の実線ルートしか歩いていないから…

寿げ!

なんとも嬉しいことにこの6月、中学生以来のくされ縁を保っていた親友が結婚する。彼とはお互い30歳を過ぎたあとも、たまの休暇に海外旅行に連れだったり、暇な休日の夜に酒を酌み交わしたりしていた。そしてその一方で、私は少なからず気を揉んでいた。この…

高尾-陣馬縦走 その3

高尾陣馬縦走、第三弾。今日は回復および体力強化の具合を測るために、同じ装備で縦走に向かった。 各ピークで写真を撮るために立ち止まる以外は、ノンストップで陣馬山ピークまで歩いた。ルートの雪はほとんど溶けていて歩きやすかった。ところどころに霜柱…

気力を振り絞る。

左足の痛みは、だいぶ治ったようだ。ほのかに痛みはあるものの、1日で完治に近づいたということは筋肉痛のようなものだったのだろう。まだ、縦走用の体が出来あがっていない。無理は禁物だが、徐々に仕上げていく必要がありそうだ。 痛みを乗り越えて歩くに…

高尾-陣馬縦走 その2

またしても、高尾-陣馬を縦走した。ただし、荷物は多めで臨んだ。 水2L、ガス缶、コッヘル、EPI、ヘルメット、カラビナなどなど。全重量は10kgくらい。前回は荷物も軽くてスイスイ行けたが、陣馬からの下りで左足が痛み出した。今回は荷物も重くどんな山行に…

高尾-陣馬縦走

久しぶりに山へ出かけた。 高尾から陣馬への17kmの低山ハイク。アップダウンも少なく、ブランク後のリハビリにはうってつけだろう。 本日は晴天なり。霞みに覆われていたが、高尾山頂から丹沢・富士山がよく見えた。ルートは日陰に雪が固まった氷がところど…

この春、伊勢神宮へ

3月末に伊勢神宮へ旅行することが決まった。 滅多にない機会だ。これを機に少し日本文化の勉強でもしようと、伊勢神宮関連の本を4冊買った。いずれもガイドブックの類ではない。 ・「伊勢神宮の衣食住」矢野憲一 角川ソフィア文庫 ・「お伊勢まいり」西垣晴…

お金がない時に

ヤマです。 お金がないときは、脳内マップを広げる絶好のチャンスと考えよう。本を読んで思索を深める。巡り巡る想念をいちど言葉で切り取って、いくつかをつなげてみる。そしてそれをアウトプットする。どんな行動も実践に移すとお金がその分コストかかるの…

Road to 個人事業主

ヤマです。連投です。 先ほど、自宅の周辺をランニングしてきました。時間にして約5分。…これがめっさキツかった。 2年前は2000mを超える稜線歩きを含む約10時間のトレイルを歩いていた。あの時の体力は何処へやら。想像以上に体力が落ちています。毎日、寝…

深夜に思うこと

ヤマです。 夜更かしが過ぎると、感情が解放されて恥ずかしいことでも堂々と語れるようなメンタリティになります。こういう状況のとき、あまり攻撃的なことを書くと後々後悔することになることは、これまでの人生で幾度となく味わっていることでもあります。…

鋭鋒シスパーレ。未踏ルート登頂成功のすべて。

ものすごい映像の数々だった。 轟音をあげる雪崩に巻き込まれる様子、斜度70度の氷壁のトラバース、そして滑落の瞬間。アルパインクライマー平出和也と中島健郎の死闘が、ヘルメットに装着された高画質アクションカムで捉えられていて、臨場感がハンパない。…

遭難者救出の瞬間(ナンガ・パルバット)

まさにリアル"岳"。 今日は、山岳救助の話。 世界第2位の高さを誇る高峰「K2」に登頂中だったポーランド隊。彼らは「K2」冬季初登頂の偉業達成に向けた挑戦の最中だった。そこへフランス隊遭難の報が届く。遭難者の多さから人喰い山と称される「ナンガ・パル…

あるき酒

ヤマです。 お酒の飲み方、みなさんは心得てますか? 忘年会や新年会でついハメをはずし、二日酔の強烈な頭痛を抱えながら「酒は飲んでも飲まれるな」「酒は身を滅ぼす」など、先人が残した教訓に身をつまされる思いをした人も多いはずです。 私も同じです。…

昔日の中学受験

今週のお題「受験」もう20年以上も昔のこと。私は中学受験を経験した。当時のことをとりとめもなく思い出して書いてみた。本当にとりとめもなく書いただけですからね!第1志望は兄の通っていた学校。2/1の試験当日は、面接があったため、キチンとした格好で…

本日のビール

ヤマです。勤務を終えたあと、居酒屋に立ち寄って一杯。同僚とも、話が弾んでストレス解消…が一番いいのですが、家でしゅっぽり一人でで飲むのも好き。そこで、今日は帰り際にスーパーでビールを買って飲むことにしました。「九十九里オーシャンビール」日本…